サイトの読み込み速度を調べる
最近、さくらサーバーで運用している仕事用のサイトが重く感じるため、Googleの”モバイルサイトの読み込み速度とパフォーマンスをテストする”と”PageSpeed Insights”で計測してみた。
ほぼ同じ構成でエックスサーバーで運用しているサイトは、”モバイルサイトの読み込み速度とパフォーマンスをテストする”では、半分以下の4秒の結果。”PageSpeed Insights”の結果もさくらサーバーより良い。特にさくらサーバーでは、モバイルがPoor判定で、サーバーをエックスサーバーに移行することにした。サーバー代も節約できるし悪いことはない。ただ、WordPressの移行は面倒なのでこれだけがネック。
WordPressの移行
All-in-One WP Migrationでエクスポート
手間と時間を節約するため、移行にはプラグインAll-in-One WP Migrationを使うことにした。ファイルの容量上限が512MBまで無料で使える。ただ、ファイルにエクスポートしたところサイズは、709MBと表示されたが、ファイルには保存することができた。多分インポートではじかれるんだね。有料版を買わないとダメかもしれない。
エックスサーバーでドメイン設定など
エックスサーバーでドメインを追加後、WordPressをインストール。さくらサーバーでは、wpディレクトリ下にWordPressをインストールしていが、エックスサーバーでは、ルート直下にした。インポートする前に、キャッシュ系のプラグインは停止にしておくと余計なことで悩まない。
さくらでドメインのネームサーバーを変更
さくらで管理しているドメインのDNSをエックスサーバーのネームサーバーに変更する。ドメインの管理は当面さくらで行う予定。エックスサーバーのネームサーバーは5個あるが、さくらで自動で設定可能なのは4個まで。5個以上はメールで申請する必要がある。
エックスサーバーでインポート
さくらサーバーではラビットSSLを使用して常時SSL化していため、エックスサーバーで無料の常時SSLを有効化。その後.htaccessをくせのあるさくらの記述から一般的なサーバーの記述に変更した。
All-in-One WP Migrationでインポートすると予想どおり、サイズオーバーのメッセージが出たため、PayPalで有料版を購入した。$69と微妙に高い。有料版を追加でプラグインをインストールして使用。本体は無料版をそのまま使用する。インポートには700MBで30分弱かかった。エラーもなくあっけなく終了した。キャッシュ系のプラグインを有効にして動作確認。問題は見られなかった。
サイト移行後の読み取り速度
サイト移行後の読み取り速度は以下の通り。
速度はいずれも上がったが、”PageSpeed Insights”のモバイルの結果がPoor判定で僅かに上昇したのみにとどまった。
まとめ
All-in-One WP Migrationを使用することで、WordPressのサイト移行は簡単に行えた。このプラグインはバックアップ目的にも使用可能で、便利なプラグインと思う。さくらからエックスサーバーにサイトを移行して、ページ読み取り速度体は、早くなったが、ダッシュボードで記事を書いたりする際のレスポンスも良くなり、移行してよかったと思う。